シングルファザーでチャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラーのてっちゃんです。資格を活かして、子育てやシングルパパの方の役に立つ情報を発信しています。今回は【シングルファザーが抱える心配とは?解決方法まとめ。】をお話いたします。
シングルファザーが抱える心配とは?解決方法まとめ。
世の中で口にされるひとり親家庭のトピックといえば、遅々としてシングルマザーがメインになりがち。シングルファザーがメインになることはあまりありません。
それは独り親家庭のうち母子家庭の割合が8割以上の点や、女性の雇用・賃金の格差の問題が、ひとり親家庭を取り巻く話題ときゅうきゅうに関連していることに発祥するかもしれません。
※ 平成23年においては、母子家庭は123.8万世帯(全体の85%)、父子家庭は22.3万世帯(全体の15%)なのです。
ですが、シングルファザーもシングルマザーと同じ様に多岐に亘る心配や問題を持っていることは現実の姿なんです。
今回についてはそういった心配をいくつかフィーチャーながら、各々解決案をご案内していきたいと思います。
シングルファザーが持ち合わせる4つの惑いと、解決へのキーポイント
シングルファザーが持ち合わせる問題のなかには、シングルマザー以外の男性ならではの悩みも多く混ざっています。
このタイミングで紹介するのはそういった苦悩のひとつになります。
解決のためのポイントもご紹介していきますので、ぜひたたき台としていただき役に立てていただければと思います。
手提げバッグはどのようにして作る?学校の持ち物の用意ができない
幼稚園から小学校くらいの年齢のお子さんたちは、各自「手提げバッグ」をもつ印象があるでしょう。
子供の頃を振り返ってみると、お母さんやおばあちゃんが縫って作ってくれたバッグを携帯していたことがありませんでしたか?
車や飛行機の絵(ワッペン)がついた愛くるしい布製のカバンということです。
今日の子供たちも似通ったバッグを掴んで登園・登校するケースがあります。
しかし男性のケースでは「縫い物が為し得ない」、「縫い物を行ったことがない」という方もかなりいるでしょう。
必須とはいえ作製したことのないものにトライしてみるのはなかなか骨が折れてしまいますよね。
ただ、今日の時点での子供たちが活用中の手提げバッグは、どうしても皆が手作りとは限らないようです。
どうしてかというと、昔と比べた場合安くて気品のある市販のバッグが増大してきたからです。
しかも、デザインも子供さんたちが好むアニメキャラクターのグッズもたくさん流通しており、子供さんたち自身が一般のバッグを選択することもあります。
近頃では、共働き世帯も増大中なので、自作の通園バックを指定する学校は減少しているのです。
とはいえ、極々稀に手作りであるよう通達されることも。ところが入園、入学の年度末シーズンは仕事も多忙なんですよね。
ネットで探せば通園グッズを作成してくれる方も多数います。裁縫が容易になる便利グッズも販売されているので、ユーザビリティの高いアイテムを使って創意工夫してみましょう。
女性もお裁縫が不得意な人はたくさんいます。けれどそういう人こそ、便利グッズで創意工夫されていますよ。
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授業参観・運動会などの課外行事に参加できない
シングルファザーであってもなくても、「男性は働いてなんぼ」という道徳心は現時点でも根強く現存します。長い残業や休日出勤も子供の事を思えばこそでしょう。
しかし、シングルファザーの場合、授業参観・運動会などの課外行事に参加できない問題は四苦八苦する部分。
親として子供の成長を目の当たりにするチャンスを失うばかりか、子供からの信用を失うことにもつながりかねませんよね。
子供のためを思えばこその忙しさであることは、ひょっとしたら子供も分かっているかもしれません。
ですが、毎回は不可能でもせめて運動会などの大型の行事には参加できるよう創意工夫してみませんか?
もしくは、平日昼間に行なわれる一般的な授業参観ではなく、日曜参観や親子レクリエーションなどに加わるのもおすすめです。
学校行事の日程は学期始めに一律で配布されますから、必ずチェックしておきましょう。職場にもあらかじめ予定を伝えておき、仕事の調整をしていきましょう。
職場からシングルファザーである自分自身への理解を得られるよう、話あったりするのも良いのではないでしょうか。
子供とのコミュニケーションが上手くとれない
子供とのコミュニケーションに自信がもてないお父さんは多くいます。
子供に指導をする時にむやみに強くムカッとしてしまったり、子供の成長や悩みにどのように寄り添うべきか分からなかったりしたことはありませんか?
そういった時同時並行で子育てをするお母さんがいれば、怒りすぎてしまった時にこっそりフォローを入れてくれたり、あわせて悩んでくれたりするものですが、シングルファザーではこれができません。
そんな状況ではぜひとも周りの人を頼りにしてください。
自分と同一で子育てをしているご友人、自分自身の両親は言うまでもなく、各自治体に備え付けられている「子育て相談窓口」にお伺いを立てたり、SNSのシングルファザー友達に相談を持ち掛けたりすることをおすすめします。
現実の上でSNS上では多岐に亘るシングルファザーさんが子育てについて配信しています。相談窓口では相談できない悩みもSNSだからこそお手間を取らせず聞くことができます。
ひとりで貯めこまないでくださいね。
女の子の思春期どう対応するべきかわからない
女の子(娘)の下着のことや生理のことは、シングルファザーにとって際立って気に掛かる問題ですよね。
あなた自身が使ったことのないもの、今まで体験したことがない身体の変化に対し不安なことや分からないことがあるのは仕方がありません。
ですが、勉強することはできます。
女の子が生育していくにしたがってどういった配慮が要されるのか、何を準備してあげるべきなのか。
現在は本だけじゃなくインターネット上を調べれば数え切れないほど情報が出現しますね。
ただ、勉強した情報をそのままお父さんが活用すべきかそうでないかは話に違いが生じます。
思い描いてみてください。
年頃の女の子が自分自身の下着や体のことについて、お父さんから話をされて気持ちが良いわけはありませんよね。
そんな状況では娘さんもよくわかっている周囲の大人の女性や保健室の先生に「大人に向けた準備が必要不可欠であること」を言い伝えてもらうのが安心できます。
お父さんは娘さんとの相関関係を踏まえながら、一定の距離感をキープしてサポートしてあげましょう。
下着にしても生理用品にしてもお金は疑う余地なくかかります。
相談が重要ではありますが、娘さんが自分自身で用意をを希望するなら「下着や生理用品に使いなさい」と言い放つ必要はございません。
普段のお小遣いにプラスする形で、暗黙でお金を準備してあげましょう。もしくはAmazonなどの定期購入で勝手に届くようにセッティングしておきましょう。
▼娘の生理についてはこちらもご覧ください。

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まとめ
シングルファザーにはシングルファザーに見合った心配や問題がたくさんあります。
一緒に悩んでくれる妻はいなくて、これ程の心配を多岐に亘るお父さんがひとりで抱え込んでいるようです。
ただ、今はインターネットやSNSで悩みをその他のシングルファザーやシングルマザーの方達とシェアしたり、解決のためのコツをもらったりできます。
更には学校や自治体もできる範囲でのサポートをしてくれますから、開始するにあたり不安なこと、力を合わせてほしいことを依頼しておきましょう。
子育てはあなた自身でするものではありません。必ずヒントがありますし、支援者がいます。困ったことがあれば研究する・相談する・支援してもらうことを見逃さないでください。
シングルファザーはあなた自身だけではありません。
そして、片親家庭として子育てに専念しているあなたの本質的な負担は、あなたにのしかかっているかもしれませんが、子育ては親だけでなく、地域とのつながりで成立するものです。
いろんな機関やサービスをうまく使用して、あなたのプレッシャーが少しでも緩和されれば光栄です。
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