シングルファザーでチャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラーのてっちゃんです。資格を活かして、子育てやシングルパパの方の役に立つ情報を発信しています。今回は【男性育児休暇の質の低さが調査で明るみになった!】をお話いたします。
男性育児休暇の質の低さが調査で明るみになった!
前回の記事で男性の育児休暇取得率があまりにも低くて、もっと男性の育児休暇所得に理解を深め、取得しやすい社会作りが必要だという記事を書きましました。

先日、ニュースで男性の育児休暇を取得した内の32%の方が育児に費やした時間が2時間未満との事が民間の調査でわかりました。3人に1人は育児を2時間未満と言うことです。
男性が育児休暇の取得をしたくても取得できない男性もいてる中で、この様な調査結果が出てきたのはとても悲しいです。育児は夫婦どちらかがするものではなく、夫婦で支え合って行なっていくものです。

では、この様な状況の改善はどの様にしたら良いのでしょうか?
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男性が育児休暇を取得したが妻が抱えた不満
男性の育児休暇取得義務化が推進されている中で、育児休暇の質が低いと言う中で、主な不満理由はこちらです。
①男性が主体的に動いてくれず、指示をするまで何もしない。母親が子供を見ている間に、何か手伝ってくれるとか、少しでも片付けるとかして欲しかった。全てとは言わなくても、場面場面で手伝ってくれていたら、感謝の気持ちでいっぱいだったと思う。
②育休をとっても家でダラダラしていて、結局、家事、育児は母親が行なっていた。子供を少しの時間、見ておいてと言っても、本当に子供を見ているだけで、あやしたり、遊んだり全くしてくれなかった。
③育児休暇をとった内、半分ぐらいを自分の休暇の時間に当てられた事。育児休暇の意味がなく育児をするための休暇として欲しかった。子供と接するための時間を作って欲しかった。
社会や男性が育児に対する意識を変えていく
育児休暇の取得率の低さが話題(僕も前回の記事でも取得率の低さが中心)になっていました。

ですが、育児休暇を取るだけの「取るだけ育休」ではなく、夫婦で支えあって育児の質をあげていく事が、育児休暇の本来の役割です。
やはり、まだまだ男性の中では育児は母親の役目!と思い込んでいる方が多数いらっしゃいます。まずは、そこの意識改革から変えて行かなければ、いくら説得しても変わりようがありません。
意識改革これが、まず大前提となってきますが、古くからの常識が染み付いていますし、その古い常識をこの現代でも持ち合わせている方が多くいてます。それ故に、親や上司からは古い常識を植えつけられて、それが常識と思い込んでしまっているので、中々、意識の変化と言うものは変わりにくいのも確かです。
育児休暇の話だけではなく、皆さんも今自分の中にある常識を変えると言うのは中々難しいと思います。それぞれ人の常識も違います。なので、闇雲に育児を手伝ってと言っても、素直には聞き入れてもらえないと思います。大事なのは、パートナーに理解してもらい、意識を変えていくしか術はありません。
では、どの様にしたら理解を得られるのか?これこそ本当に難しい問題です。常識も思想も十人十色、同じ説明をしても通じ方も人それぞれ。一番良いのは、幼い頃から親が子供に、子育ては夫婦揃って育児をしている姿を見せることで、その常識を学ぶ事ができますが、大人になってからの意識改革は困難を極めます。
育児を体験してもらう事で、意識に変化が起こる可能性もあります。母親からすれば、育児慣れしていない、旦那に1人で育児を任せるのは心配で仕方がないので、任せられない!と言う方も多いかもしれませんが、一度、父親と子供の2人きりにして育児をさせるのも一つの手です。
僕の周りでは、この方法で、父親が育児をすると言うのは大変な事、妻はこんなにも大変な事をしていたのか?と気付き、そこから育児に積極的にしてくれる様になったパターンもあります。
しかし、同じ方法でも別の父親は、余計に嫌気がさして、更に育児に参加しない様になり、その先に離婚が待ち受けていました。
そもそもは育児は夫婦で支え合って行なっていく事が本来の育児ですが、色んな方法を探り探りで試して、夫婦間で話し合っていく事が重要であり、そして育児休暇の質を高める事で、結果、育児休暇取得率の向上にも繋がっていく事になると思います。
育児休暇の取得率、育児休暇の質が共に低いと言われている中で、育児休暇を上手に使っている夫婦は家族の幸せ満足度がとても高いと言う統計も取れているようです。
ぜひ、男性の方もパートナーが妊娠をした時から夫婦共に子育ての事を考えて欲しいと思います。
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