シングルファザーでチャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラーのてっちゃんです。資格を活かして、子育てやシングルパパの方の役に立つ情報を発信しています。今回は【シングルファザーはコミュニティから孤立する?】をお話いたします。
父子家庭に苦難はつきもの
シングルファザーの子育てに苦難はつきもの。シングルマザーであれば地域のコミュニティに容易に助けを求めることができるのですが、男性だとどうしても気遅れしてしまい一人で抱え込みがちです。
はたして、そういったケースを解決するにはどうすれば良いのでしょうか。
コミュニティ内で孤立してしまうと…
まず、シングルファザー家庭が地域に頼りづらいという現状についてです。これは想像し易い問題と言えるでしょう。
周囲が女性だらけだと、大抵の男性は緊張、あるいは萎縮してしまって育児の悩みを切り出すことが出来ません。母子家庭と異なり、父子家庭というのは世間一般からしてみれば、まだまだ非常に珍しいケースなため、対応がし辛いのが現状なのです。
助けを求める声も届かなければ意味がありませんし、一度コミュニティで孤立してしまうとそれが子供に影響するケースもあります。
また、状況によっても変わってきますので、複数のケースを見ていきたいと思います。
・母親側の方の地元で父子家庭となった
・全くゆかりのない地域での父子家庭生活
シングルファザーとなったアナタの地元で暮らしている場合は、古くからの友人や知人、ご近所付き合いもあると思いますので、さほどコミュニティで孤立ということは余程のことがない限り大丈夫だと思います。
子供の母親側の地元で生活をしていて、シングルファザーとなった場合は、周囲が子供の母親側の味方になる可能性が高く、子供の母親が余程の原因がなければ、シングルファザーのアナタの立場は厳しいかもしれません。
全く、ゆかりのない土地でも、地域のコミュニティは基本的には母親がの方が行なっているので、夫婦生活の時から積極的に育児とコミュニティに参加していなければ難しいかもしれません。
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根本的解決は難しい?
このシングルファザー家庭に付き纏う孤立の問題を解決するのは、ハッキリ言って難しいでしょう。シングルマザーでも孤立で悩む方がとても多いので、シングルファザーは特に難しいかもしれません。
気の強い男性であれば周りの女性を気にも留めないでしょうが、なあなあで押し切られてしまい上手く意見を具申できないと程よく使われてしまうだけで終わります。また、「男親だから」という理不尽な原因で遠ざけられてしまうと、親の間のただならぬ雰囲気が子供にも伝わり、家族ごとコミュニティから孤立し関係が悪化していきます。
母親の不在というのは、思いもよらないトラブルを生み出してしまうということです。この問題の根本的な解決は難しく、閉鎖的な環境であればあるほど抜け出すのは困難でしょう。
ただし、必ず理解を示してくれる方はいます、そういう方達といかに早く交流の場を繋げれるかがポイントになってきます。それまでに、孤立という感情に追い込まれてしまわないように。
また、最近では、ひとり親の孤立を防ぐ為に、ひとり親交流サークルなどがありますので、ネットなどで調べて積極的に参加をし孤立という悩みから解放されるように勤めていただければと思います。
強引に解決する方法はある
上項でも複数のケースを取り上げましたが、自身(シングルファザーの方)の地元ではない場合、シングルファザーが一人で子供を育てること自体が今の日本の社会制度では非常に難しい問題でもあるため、シングルファザーになるといった時点で、実家のご両親に助けていただくなど、仕事、育児の両方をやりやすくする為に、子供には環境を変えてしまいますが、生活環境を変えるといった方法を取ることも選択肢の一つとして考えていただければと思います。
まとめ
コミュニティ内での孤立という問題の他にも、父子家庭には様々な悩みが付き纏います。男親だからと理不尽な理由で遠ざけられたり、酷い場合だとあることないことを周囲の人間に言いふらす人間が現れて白い目で見られたり。
そういった苦難を乗り越えるのには相当な覚悟がいるでしょう。ですが、何も真っ向から立ち向かう必要はないんです。先程紹介したように、ひとり親交流サークルに参加してみたり、無理にでも環境を変えた方がためになることもありますから、苦しみに耐え続けることはありません。シングルファザー家庭において、最も重視しなければならないのは多感な時期を過ごす子供です。子供を第一に考えて行動するようにしてくださいね。
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