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子供が配偶者に連れ去られたら、子の引き渡し審判

離婚/裁判

シングルファザーでチャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラーのてっちゃんです。資格を活かして、子育てやシングルパパの方の役に立つ情報を発信しています。今回は【子供が配偶者に連れ去られたら、子の引き渡し審判】をお話いたします。

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子供が配偶者に連れ去られたら、子の引き渡し審判

子の引渡し審判は、配偶者に子供を連れ去られた時に法的に、子供を申し立てた者の所に、戻すかどうかを裁判官に判断を仰いでもらうための手続きです。子供が連れ去られて、子の引き渡し審判を行い、申立人の主張が認められた場合は、裁判官が相手の配偶者に対して、子供の引き渡し命令を出します。審判では裁判官が一方的に判決を言い渡すのではなく、家庭裁判所の調査官、調停委員と共に子供の福祉を十分に配慮しながら決定して行きます。

 

子どもの連れ去りの理由は様々ですが、夫婦間で合意なく突発的な子供の連れ去りは違法行為です。そんな時は、連れ去られ手から直ぐに裁判所に行き、子の引き渡し審判を申し立てます。まず1つ目のポイントは子供が連れ去られたら迅速に「子の引き渡し審判」の手続きを行う事!これもキーになってきます。

子供を連れ去りでよくある理由4つ

①別居している相手が子どもを連れ去る。
②同居している配偶者が子どもを連れて家を出る。
③浮気した配偶者が子どもを連れて逃げる。
④面会交流中に子どもを連れ去られる。

①別居している配偶者が子どもを連れ去る。

離婚前提で協議している最中に、片方の相手が先に別居をしていて、その別居先に子供を連れ去ってしまうケースです。公園で遊んでいる所を連れ去ったり、学校帰りに連れ去ったりと状況は様々ですが、たとえ親であってもこのような連れ去りは違法行為です。

②同居している配偶者が子どもを連れて家を出る。

同居していても子供が連れ去られるケースはあります。例えば父親が仕事へ出かけた直ぐ後に手配していた引越しを屋さんに来てもらい、必要最低限の荷物も持って子供と一緒に失踪するケースです。このケースは事前に入念に準備が必要となってくるので、もしかすると配偶者の行動(普段の生活のルーティンが変わる)にも変化が現れ始め、事前に気付く事が出来るかもしれません。

親権を取るためには子供を連れて家を出て、監護実績を作る(子の監護体制が整っている事、監護継続性の原則)事がとても大きなポイントになってくるので、子供を連れ去ることも多いです。

その他にも、暴力を受けていたり、精神的に苦痛で離婚が成立するまで、一緒に生活することが耐えれなくなり、子供を連れて出て行くケースも多いです。

③浮気した配偶者が子どもを連れて逃げる。

浮気した配偶者が、離婚を迫られた時に、親権争いで不利になる(親権が得れなくなる)事を恐れ、子供を連れて出て行くケースです。浮気はするし、子供は離したくなくて、連れ去るというとても身勝手な行動です。

④離婚したくない配偶者が子どもを利用する。

離婚をしたくない者が、離婚を迫られた時に、子供を連れ去り人質のように扱い、相手に対して離婚の石を留めさせるために、子供を連れ去るというケースもあります。子供をそのような駆け引きの材料にするのは親として非常に情けない考えです。

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子供を連れ去られたら人力救済はNG!法的な手続きを行う!

弁護士の中にも、子供を連れ去られたら、奪い返したら良いと言われる方もいてます。僕も実際に電話で弁護士相談をした時に、「法律的には父親が連れ戻すことは不可能に近いので、奪い返したらどうですか?」と言われました。僕もその話を弁護士に言われた時は、「そういう行動もおっけーだと思い、最終的にそれしか無い」って思っていました。

しかし、元妻と子供の居場所も連絡先も一切わからない、元妻が委任していた弁護士に聞いても答えてくれるはずもなく、途方にくれましたが、その時に見つけたのが、人力救済はNGという事でした。

実の親だから、元の環境の場に戻すのは当然の事って思いますし、一方的に連れ去ったのは元妻、やり返して何が悪いねんって思いましたが、人力救済はNGとの事でした。その理由は、そもそも人力救済は法的に認められていないのです。

例えば、もし法的に認められていたらどうなると思いますか?間違った判断で親同士が子供を奪い合う、そして子供の環境がその都度その都度変わってしまいます。社会的にも子供も大混乱を招く事になりかねません。なので、人力救済は法的に認められていないのです。

冒頭にも記載いたしましたが、子供を連れ去られた場合は迅速に「子の引き渡し審判」を申したてましょう。

※人力救済が認められていないのであれば、そもそも連れ去り自体が違法行為なので、連れ去りを行なった時点で法的に対処を行うようにしていただきたいです。(暴力等以外の身勝手な連れ去りについて)

子の引き渡し審判の申し立て

居住地の管轄内にある家庭裁判所に「子の引き渡し審判」の申し立てを行います。子供を連れ去った場所が、申立人の居住管轄外であれば、子供の居住地にある管轄内の家庭裁判所に申し立てます。

例、申立人が大阪、子供の居住地が奈良の場合、奈良の中の管轄内の家庭裁判所に申し立てを行います。相手方の居住地がわからない場合は、一旦、申立人の居住地の管轄内の家庭裁判所に申し立てを行いましょう。

そして、冒頭にもお伝えしましたが、この子の引き渡し審判は、子供が連れ去られたら迅速に申し立てる事が一つのキーポイントと貼りますので、迅速に申し立てを行なってください。その理由は大きく2つ!

・相手方に子供の監護実績を作られる。
・申立人が如何に子供に愛情を持っているかの判断材料にもなる。
父親が親権を得るには!?親権争いは根底から父親が不利!
日本の親権争いは、父親が不利で母親が有利と言われています。日本は先進国ですが、子育て等の事になると、他の国よりかなり遅れています。父親が親権を取る為に少しでも有利なるポイントをご紹介いたします。

上記のブログ内にも記載していますが、親権問題でポイントになってくるのは大きく3つありますが、その中でとても重要になってくるのが、監護継続性の原則です。

相手方が子供を監護し監護実績を作られてしまうと、特段の問題がなければ環境を変える必要性はないと裁判所は判断します。それが、例え住み慣れた元の環境に戻す事を求めても、新しくスタートした生活のなかで問題なければ、子供の環境をまた変える必要性はないと言う事になるのです。

ですから、この監護期間が長ければ長い程、申立人は不利になります。変わった環境の生活が順応する前に迅速に子の引き渡し審判を申し立てましょう。

迅速にする事で、裁判官、調査官、調停委員に、子の愛情がある故に迅速な対応をとっているんだと言うアピールにする事ができます。申立人は裁判官、調査官、調停委員を味方につけて、申立人に育てられた方が子の福祉にとって良いと思われなければなりません。ポイントを稼ぐ為にも迅速に申し立てをしましょう。

子の引き渡し審判の申し立ての流れ

上項で記載した、家庭裁判所に行き、子の引き渡し審判の申込書を記載し提出いたします。「子の引き渡し審判」…収入印紙1.200円と予納切手約800円分と戸籍謄本各1通。子の引き渡し審判と合わせて申し立てる、※1「子の引き渡しの保全処分」…収入印紙1.000円と予納切手数百円分、※2「監護者指定の家事審判」…収入印紙1.200円と予納切手数百円分が必要になります。(切手は家裁によって値段が異なる)

子の引き渡し審判 収入印紙 1,200円
予納切手 約800円
子の引き渡しの保全処分 収入印紙 1,000円
予納切手 数百円
監護者指定の家事審判 収入印紙 1,200円
予納切手 数百円

上記を受付に提出し受理されれば、子の引渡し審判の手続きは完了です。

※1「子の引き渡しの保全処分」は、子の引き渡し審判は裁判官が判断するまでに数ヶ月かかります、その間にも相手方と子供の生活は続くわけです。審判の判決が下る前に、相手方と子供の生活状況の中で、子の福祉に害する、子供に危険があると行った場合には、審判の判決が言い渡される前に、仮決定として、子供の引き渡しを認めてもらう為の手続きです。この保全処分は、基本的に子の引き渡し審判を申し立てる時には必ず一緒に申し立てましょう。

※2「監護者指定の家事審判」は、この引き渡し審判が認められた際に、監護権(子供を監護・養育する)を法的に決めてもらう事です。ですので、この監護者指定の家事審判が認められたら、認められたものが子供を監護・養育しないといけないのです。例えば、監護者指定を受けた者が子供を監護・養育している時に、非監護者が子供を連れ去った場合は、例え血の繋がった親であろうと、誘拐と言う犯罪になり、警察に捕まる事になります。こちらも、子の引き渡し審判を申し立てる時に必ず一緒に申し立てをしましょう。

因みに、「子の引渡し審判」の前に、「子の引渡し調停」と言うものがありますが、子供を連れ去られてるのに、いくら第3者を交えたとしても、話し合いで解決することは殆どありませんので、時間の無駄です。上記でも記載いたしましたが、子供の監護実績期間を作られるだけなので、子の引渡し調停ではなく、子の引渡し審判を申し立ててください。

子の引き渡し審判の流れ

子の引渡し審判が受理されれば後日、裁判所か審判の期日と時間の案内が届きます。当日は、裁判官、調査官、調停委員、申立人、相手方が同室で、質疑応答を行います。まずは申立人から質疑応答に答えます、その後に相手方の質疑応答をします。

初日は裁判官、調査官からの質疑応答で終え、次回は、調査官によって子供の生活状況を調査します。そして、申立人も調査官と1対1で子供との関係性について事細かく伝えます。

子の引渡し審判においては、調査官をどれだけ味方につけるかがとても重要なポイントになってくるのです。実は、この調査官が子供の状況を調査し、そして申立人、相手方の子供への関係性をチェックし、どちらが子供の監護をするのが良いのかを判断し、それを公文として報告書を作成し、それを裁判官が確認いたします。裁判官は調査官が作成した報告書を元に判決を言い渡しますが、基本的に報告書通りの判決を言い渡します。殆ど例外はないと思っていてください。

ですので、調査官にどれだけアピール出来るかが勝敗を分けます。僕の経験上ですが、申立人(僕)と調査官との1対1での面談があるのですが、相手方(元妻)と子供との関係性も聞かれます。勿論、嘘をついてはダメですが、相手方に情があったりして、少しでも良い風に言ってしまうと、調査官からすれば、【申立人は相手方と子供との関係性に対して良い風に思っているので、総合的に判断しても相手方と子供との関係性は良好で、申立人(僕)に引き渡す必要性はない】と言う風に記載されました。

そして、案の定、その報告書のままに判決が言い渡されて、子の引渡し審判は却下されました。

子の引渡し審判が認めらなった場合は、即時抗告する手もある!

家庭裁判所の判断に不服に思うのであれば、高等裁判所に即時抗告を行うことができます。これは例えば、子の引渡し審判が認められた場合でも、相手方がその判決に不服を持ち、即時抗告してくる場合もあります。即時抗告は子の引渡し審判の判決が言い渡されてから2週間以内に申し立てなければなりません。

高等裁判所で即時抗告が受理された場合は、もう裁判所に行くことはなくなり、書面だけのやり取りになります。場合によっては、親子の関係性を見るために、マジックミラーの部屋に申立人と子供を入れて関係性を調査官が確認を行うと言った事もあります。(家庭裁判所で審理している時もある場合もある。)僕の時は書面でのやり取りしかありませんでした。

2、3回の書面提出のやり取りで、判決はやはり申立人(僕)の主張を却下(子の引渡しは認めない)でした。

更に即時抗告で、最高裁判所でのステージで係争する事も可能ですが、弁護士と相談した結果、最高裁に行くには、高等裁判所で提出した、主張より更にインパクトのある主張がないと、受理すらされないとの事だったので、子の引渡し審判は諦め、離婚調停での親権を得る方に切り替えました。

実際に子の引渡し審判の行なった経験談

僕の場合ですが、まさに監護実績期間でやられました。実は元妻が子供を連れ去り、約6ヶ月ほど何処に住んでいるのかさえ分かりませんでした。子の引渡し審判の申し立ては、連れ去られて3日後ぐらいに申し立て他のですが、相手の居住地がわからない為に、内容証明を送ることができず、審判を開始する事が出来なかったのです。内容証明を元妻が受けとらなければ審判は始められないのです。

元妻にも弁護士がついていたので、弁護士に内容証明を送りつけても、却下で返されましたし、中々審理開始する事が出来ずにいましたが、僕の弁護士が夫婦円満調整調停を申し立てて、相手方を呼び出し、それでやっと内容証明を渡す事が出来て子の引渡し審判を開始する事が出来ました。

弁護士の策士で、夫婦円満調整調停は囮の調停で、内容証明を元妻に渡す為だけの調停でした。なので、その1回で、夫婦円満調整調停は取り下げました。

ですが、その時点でもう5ヶ月は経っていました。翌月に子の引渡し審判の期日があり、そこで質疑応答を行うのですが、裁判官は相手方(元妻)に対して、「今回の子供の連れ去りについては違法性が極めて高い、その上、連れ去りから半年、子供を父親に会わせていない事も子の福祉にとって非常に良くない、直ちに子供を父親と面会させるように。この連れ去りは極めて悪質だ」と言っていました。

裁判官も調査官も、元妻の連れ去りと、居場所も隠し、子供を父親に会わせていない事に対して、極めて悪質であり、子の福祉に対して非常に良くない。とまで言っていたのにも関わらず、結果は、この6ヶ月で特段の以上が見られない良好な生活を送っている事が認められるため、申立人の主張は却下するとなりました。

とてもでは、ありませんが納得の出来ない判決でした。確かに6ヶ月で生活は安定したかもしれませんが、元々の生活環境をあって無理矢理、生活環境を変えさせられて、父親の存在を消そうとされていて、雲隠れしていた生活をされて、良好な生活を送っているっておかしな話です。もう、連れ去って監護実績を作ったモノ勝ちです。違法性と言いながら、それに対して処罰もなく、逃げ勝ちをされてしまったわけです。

これが例えば、同じ状況で父親が連れ去って、母親が引渡し審判を行えば、引き渡される率が高くなるんです。おかしな話です。勿論、今までの育児の内容や状況で変わってくるモノですが、、、中々納得行くものではありません。

公平に判断を行なって欲しいと思います。このような状況で父親が泣きを見ているのは、多々あると思います。日本は子供に対しての法律は他の国に比べて本当に遅れをとっています。

外国では連れ去られた子供は直ぐに元の親の元に戻されるようになっているのです。外国では共同親権が当たり前であるのに対して、日本ではいまだに婚姻時だけが共同親権となっています。

唯一無二の親子関係、離婚は致したかないとしても、子供にとって本当にベストな環境化で子育てをされる事を願うと共に、非監護者にも面会交流の実現、子供の育児に積極的に関わられる環境にして欲しいと思います。

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