シングルファザーでチャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラーのてっちゃんです。資格を活かして、子育てやシングルパパの方の役に立つ情報を発信しています。今回は【父親が親権争い!過酷な道を進む覚悟が必要!【体験談 Part1】】をお話いたします。
父親が親権争い!過酷な道を進む覚悟が必要!【体験談 Part1】
以前、記事にも記載しましたが、僕は夫婦円満調整調停→子の引き渡し審判→子の引き渡し審判の即時抗告(家庭裁判所から高等裁判所)→離婚調停を行なってきました。実に3年半程争いました。
ネットや弁護士に直接相談しても、良い答えはまず返って来ないので、そもそものはじまりが絶望からのスタートです。(もちろん原因と内容によっては、父親が有利で始まる場合もあります。)
今回はお悩み解決ブログではなく、その時の僕の心境等をご紹介したいと思います。
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キッカケは夫婦のスレ違いから、元妻が子供を連れて出て行った事から!
キッカケは、すれ違いからの夫婦間が悪くなり喧嘩も増えて、そして元妻が子供を連れて家を出て行った事からはじまりました。その時、元妻には弁護士が代理人としてついて、親権を元妻とする離婚に応じない限り、子供には会わせないと弁護士からの置き手紙がありました。
(注:元妻が悪いのではなく、双方共に問題があっての事です。)
もう、今目の前で何が起きているのかも分からない状態で、暫くは状況が理解に追いつかず、ただただ空っぽになった部屋の真ん中に佇んでいました。
そして、少しずつ状況が把握できてきた時は絶望感しかありませんでした、元妻の弁護士が記載している内容も殆ど脅迫ですし、元妻の居場所も連絡先も全く分からない、弁護士相手に何をすれば良いのかも分からない。ただただ絶望感でしかありませんでした。
そして、直ぐさま元妻の弁護士に連絡を取ることに、しかし今思えば、ここまでの絶望感の中で、意外と冷静に判断できていたと思う事が、電話ではなくメールで送った事です。電話で冷静に話せる心境でもなかったのは確かですが、上記にも記載した通り、殆ど脅迫な文面を送ってきているので、もっと理不尽な事が返ってきて、証拠になるかもしれないって思ったのもあります。
元妻と同居している時から、離婚調停になるかもしれないと考えていたので、少しネットで、どうすれば自分が優位になるか調べていました。(子供を連れて出ていかれるとまでは思っていませんでした。)
僕が弁護士に送った内容は、【子供に会わせて欲しい、居場所を教えて欲しい】のみです。弁護士からの返答は、先にも記載してた、【元妻を親権とする離婚に応じない限り会わす事は出来ない】でした。
弁護士を探す事と子の引き渡し審判の申し立て!
元妻は弁護士を雇っているので、専門知識を駆使されて難しい言葉を使われたら、知識のない僕は言いくるめられると思い、相手が弁護士を雇っているのなら、こっちも弁護士を雇うしかない!と思い、直ぐに弁護士をネットで調べ、相談の電話をしました。
しかし、どの弁護士も「父親が親権を取るのは出来ません」「相手の居場所を見つけて奪い返すしかない」「勝てないんで引き受けません」などの冷たい答えばかりでした。
またまた絶望です。ただ、その中で、「ウチは引き受ける気はないけど、子の引き渡し審判でもされたらどうですか?」という言葉が返ってきた。
僕は電話を切った後、直ぐさま「子の引き渡し審判」をネットで調べた。僕がその時に得た情報は、「正当な理由がなく子供を連れ去るのは違法であり、子の引き渡し調停(審判)を行う事で、連れ戻す事ができる」というような内容が書いてある記事を見つけ、その足で裁判所へ行き、子の引き渡し審判の申し立てを行なった。
子の引き渡し(調停)の内容については以下のリンクからご確認ください。

今現在の僕の状況になって、離婚のキッカケはアチ手にある。とその時は思っていても、根本的な離婚に至るキッカケと原因は双方にあると思っています。お互いがお互いで良くなるようにすることも出来たと思うし、例えば相手が離婚原因を作る何かをしたとしても、それは自分が日々の生活の中で相手をそうさせてしまった行動があるのかもしれないからです。
と今ではそう思えるのですが、当時の僕は、僕に悪い所はないと思っていたので、メールのやり取りなどを証拠に裁判所へ行き、申し立てを行いました。直ぐに申し立ては受理してもらえましたが、元妻と子供の居場所が分からないため、受理はされたものの、保留扱いになりました。(相手に審判開始の旨や、審判の期日日時を相手に伝えられない為)相手側の弁護士に送達しても受取拒否をされました。
やっとの思いで、子供を連れ戻せる希望が垣間見えたと思ったのに、次は相手の居場所が分からないので、行き詰まりとなってしまって、はたまた絶望。そんな時に、姉から一本の電話。「お世話になてる人が会社を経営していて、その人が弁護士さんを顧問弁護士として雇っているから、一回相談して見たら?」という内容で、直ぐに相談してもらうことになりました。
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弁護士の偏見を無くした、ハートの熱い弁護士!
上項でも記載した通り、数名の弁護士に相談した型大破どれもとても冷たかったです。もちろんビジネスなので、お金にならない事はしたくないのもわかりますが、この時に僕の中では、理屈マンの冷たい集団というイメージが植えつけられました。
しかし、姉のお世話になっている方にご紹介していただいた弁護士の先生は、事細かく話を聞いてくれて、話していたときも涙を流しながら、僕の話を全て聞いてくれました。それだけでも僕にとってはとても嬉しく感動し安心しました。
他の弁護士は、半ば門前払いのように切り捨てられてきたのに、親身になって話を聞いてくれて、そして僕が話をしている段階で、色んなやり方も提案してくれました。
父親が親権を取る事は難しいとした上でですが、「あなた(僕)は、子供に対して母親にも負けない程の母性と愛情を持っている。あなたが本当に取り返したいと強く願うなら、私たちは、あなたと共に戦います。」と言ってくださいました。
その言葉で、また涙です。号泣です。弁護士の先生からは、急いだ方が良いけど、委任するのであれば、大きいお金もいるので1週間以内には決めて動いた方が良いです。と言われましたが、その場で直ぐに委任の契約をしました。子の引き渡し審判は如何に迅速に動くか!というのも重要ですし、こんな素敵な弁護士の先生は、他にいないだろうと思い即決いたしました。

弁護士の先生3人と二人三脚で挑む!
相手の居所が分からない!まずは、居場所を特定し、元妻に子の引き渡し審判を受理してもらわないといけない。元妻の弁護士は受け取りを拒否するので、元妻に直接受理してもらうしかない。
そこで、元妻を誘き寄せるために、夫婦間円満調整調停を申し立て、関係を修復するために一度話会おう!と言う名目で調停を開きました。弁護士の狙いは、修復関係の目的ではなく、この調停で元妻を呼び出し、そこで子の引き渡し審判を受理させる、それだけの狙いで立ち上げた調停。
書面や、手続きは全て弁護士の先生が行ってくれるので、手間が省ける上に、専門知識を有した書面を作成していただけるのがとても心強かったです。しかも、僕の思いを強く混ぜ込んでくれていたので、書面を作成していただき確認で読んでいる時にでも、僕の思いが先生に伝わっていて、それを的確に、書面に起こしてくれることに感動して涙が出ました。
元妻と子供がいなくなってから、裁判が終わり、息子が僕の所に帰ってくるまで、一体どれほどの涙を流したんだろう?と思うぐらいに、涙を流しました。恐らく人生2回分ぐらい泣いていると思います。
しかし、感動の涙だけではありません。こちらが書面を作成すれば、元妻の方も答弁書(反論)も作成してきます。そこには、信じられない程のショッキングな内容も記載されていました。向こうも、息子を取られたくないが為に、必死で抵抗してきます。それはわかりますが、男は特に打たれ弱いのかもしれませんが、一度は愛し合った中、その同じ相手とは思えないほどの内容で、涙を流しました。
そして、調停の期日になり、弁護士の先生と共に裁判所へと足を運ぶ!
続きます。

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