シングルファザーでチャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラーのてっちゃんです。資格を活かして、子育てやシングルパパの方の役に立つ情報を発信しています。今回は【子供の大変な病気まとめ】をお話いたします。
子どもの病気について
子どもの病気は大人がかかる病気とはさまざまな点で異なります。ついさっきまで元気だったのに突然具合が悪そうになったなど、医師の診察を受けてから、比較的元気に帰宅した直後に様子が急変することもあります。専門医でも予測しにくい急変が多いのが子どもの病気の特徴です。日ごろから子どもの健康状態、平熱は高くないか、顔いろは悪くないかなどをよく観察しておくことが大切です。「なにかいつもと様子が違う」という親の直感が、子どもの重大な病気を発見するきっかけになることが度々あります。
子どもの病気は親が発見しにくいのが特徴です。体のどこが痛いのか、どんなふうに具合が悪いのか、子どもが症状を正確に訴えることができるようになるのは、一般には5歳くらいといわれています。痛さを表現できる子、がまんして平静を装う子など、表現のしかたも様々で、とくに乳幼児ではわからないことが多くあります。発症や進行が急であることが多いだけに、親の直感をはたらかせるためにも、日ごろの観察、見守りがとても大事です。
子どものかかりやすい病気について
大人と比べて免疫機能が弱い子どもは、さまざまな病気にかかりやすいです。前もって子どもがかかりやすい病気の特徴を分類し整理しておけば、医師が診断を下す際の手助けになることもあります。親は子どもにとって最も身近な主治医なのです。「子どもはどんな病気にかかりやすいか」「学校を休まないいけない病気」など子どもの病気を前もって把握し、まとめておきましょう。
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インフルエンザ
秋から冬にかけて特に気を付けたいのがインフルエンザです。秋~冬のシーズンでは毎年のように猛威を振るっています。インフルエンザにかかった時には「発症した後5日を経過」かつ「解熱した後2日を経過」するまで学校を休まなければいけません。インフルエンザには型があり、A型、B型、C型が存在します。人間に流行を起こすのはA型とB型です。近年、同じ年に複数の型が流行することも確認されています。
▼インフルエンザの症状として
- 高熱(38℃以上)
- 咳やのどの痛みなど
- 全身の痛み・強い倦怠感
- 食欲不振
上記のようにインフルエンザは全身症状が強く、しっかりと安静にしておくことが重要です。インフルエンザを予防できる薬剤もありますが、副作用が疑われる事例も起きていますので、かかりつけの主治医とよく相談しましょう。インフルエンザが重症化すると、肺炎や脳症、髄膜炎などを併発します。
インフルエンザと風邪の大きな違いについてですが、インフルエンザの場合は38℃以上の高熱、全身の痛みや倦怠感、悪寒といった症状が急速的に同時に現れる特徴があります。一方で風邪の場合は熱や咳といった症状がゆるやかに現れます。


ノロウイルス
ノロウイルスは乳幼児から高齢者までの幅広い年齢層に急性胃腸炎を引き起こす、ウイルス性の感染症になります。主に冬のシーズンに多い特徴がありますが、基本的には年間を通して発生します。長期免疫が成立しないため何度もかかります。特に気を付けたいのが乳幼児で、嘔吐や下痢などにより脱水症状を起こしてしまい、重症化することがあるので注意が必要です。
▼ノロウイルスの症状として
- 高熱(38℃以上)
- 吐き気や嘔吐
- 下痢や腹痛
ノロウイルスは食べ物以外にも「接触感染」や「飛沫感染」など人から人へと感染してしまいます。特に感染力が強いので家族の一人が感染すると、他の家族にも容易に感染が拡がってしまいます。子どもが保育所や幼稚園で感染し、家庭に持ち込んでしまうということもあります。子どもがノロウイルスに掛かってしまった場合、学校は休まなければいけません。
ロタウイルス
ロタウイルスは、ほとんどの子どもが幼いうち(0歳~6歳)にかかるポピュラーな病気です。乳幼児をはじめ子どもに多い急性胃腸炎を引き起こす感染症で、3月から5月にかけて最も多く流行していますが、基本的には1年を通じていつでも感染する可能性があります。ほとんどの子どもが5歳までに一度はロタウイルスの感染を経験します。
ロタウイルスの潜伏期間は1日から3日とされており、他のウイルス性胃腸炎にくらべて下痢や嘔吐の症状がはげしいのが特徴です。子どもが2度目の感染をしたとしても、軽い症状で済むことが大半です。稀に大人の方でも感染することはありますが、軽症で済むか発症しないケースがほとんどです。
▼ロタウイルスの症状として
- 高熱(38℃以上)
- 水のような嘔吐と下痢
- 便の色が白い
- 腹痛が続く
ロタウイルスに感染すると1~3日の潜伏期間を経て上記のような症状が現れます。症状は2~7日間程度で治りますが、稀にけいれんや脳症を合併することがあるので注意が必要です。ロタウイルスは子どもを介して大人に感染しても発症しないことがほとんどですが、小さな子供がいる場合は家庭内での二次感染を防ぐ対策が必要です。保育園や幼稚園で他の子どもにうつさないために、症状がおさまるまでは登園させないようにしましょう。
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