シングルファザーでチャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラーのてっちゃんです。資格を活かして、子育てやシングルパパの方の役に立つ情報を発信しています。今回は【子供の作り方を聞かれた時】をお話いたします。
子供の作り方を聞かれた時
子供が2歳ぐらいになって会話ができるようになると、「どうして?」「なぜ?」と色んな質問をしてくる「なぜなぜ期」がやってきます。
子供に聞かれて答えに窮することと言えば、やっぱり「子供の作り方」ですよね。
正直に答えるのも気が引けるし、だからと言って子供に嘘を教えることはもっと気が引けます。
そこでなぜなぜ期の子供に子供の作り方を聞かれた場合の上手な答え方について、詳しく見ていきましょう。
なぜなぜ期を乗り越えたパパ・ママは子供の作り方を聞かれてどう答えた?
世間のパパ・ママは、なぜなぜ期に子供の作り方を聞かれた時には以下の様な答え方をしています。
・迷信で乗り切る
・「分からない」とごまかす
・絵本を使って教える
・自分で調べさせる
どれが正解でどれが不正解といったことはありませんが、パパ・ママの答え方次第ではさらなる「どうして?」「なぜ?」が飛んでくる可能性があります。
抽象的に事実を伝える
例えば「パパが持ってる赤ちゃんの種とママが持ってる赤ちゃんの卵が一緒になったら」といったように、抽象的に事実を伝えるのも1つの方法です。
これなら子供に嘘を教えることにはなりませんし、子供がショックを受けることなく納得してくれる可能性が高いですね。
ただ「どうしたらパパの種とママの卵を一緒になるの?」などさらに一歩踏み込んだ質問が次に来ることも予測しておかないといけません。
その場合も「パパとママが仲良くしたら」とか「パパとママが仲良しなのを神様が認めてくれたら」などあくまで抽象的に事実で答えてあげましょう。
迷信で乗り切る
「赤ちゃんはコウノトリさんが運んでくる」などの迷信で、子供の作り方という答えにくい質問を乗り切るケースも多くなっています。
ちなみにこの迷信はヨーロッパが起源と言われていて、世界のパパ・ママも子供の作り方を聞かれた時には「赤ちゃんはコウノトリさんが運んでくる」と答えているのかしれないですね。
ディズニーアニメの「ダンボ」には赤ちゃんだったダンボをコウノトリがダンボのママのところに運んでくるシーンがあるので、迷信ながらも子供にはそれなりに説得力がありますよ。
他にも
・サンタさんがプレゼントしてくれた
・神様にお願いが通じた
といった答え方もあります。
ただ「神様にお願いが通じた」はあながち嘘でもありませんが、コウノトリが運んでくるやサンタさんのプレゼントは完全に事実ではありませんよね。
それだけに子供が子供の作り方について事実を知った時に、「パパやママが嘘をついていた」とショックを受ける恐れがあるので要注意です。
「分からない」とごまかす
「どうして赤ちゃんができるのかパパもママの知らない」とごまかすのも、なぜなぜ期に子供の作り方を聞かれた時のかわし方の1つです。
「学校で教えてくれるから、どうして赤ちゃんができるか分かったらパパとママにも教えて」と続けることで、さらなる「なぜ?」「どうして?」を防ぐことができますよ。
ただしこの答え方だと、子供が「自分はパパとママに望まれて生まれたんじゃない」と勘違いしてしまいかねません。
なので、「子供の作り方は分からない」ことに加えて「あなたはパパとママが強く望んだから生まれた」ということも伝えてあげた方が良いですね。
絵本を使って教える
子供の年齢に合わせた子供の作り方について説明している絵本がたくさん出版されており、馴染みのある絵本を使うことで子供にも納得してもらいやすいんですね。
また先の「どうして赤ちゃんができるのかパパもママも分からない」と組み合わせて、「パパとママと一緒に絵本を使って勉強しよう」と持って行くこともできますよ。
ただし、絵本だと大丈夫だと思いますが、中には子供の作り方としてダイレクトに性行為について説明している書籍もあります。
ですから絵本を使う場合は、事前にパパとママが内容をチェックしてから子供に読み聞かせてあげましょう。
自分で調べさせる
子供の作り方を聞かれた時に「○○ちゃんはどう思う?」と逆に質問して、子供に考えさせる調べさせるといったことをしている親御さんも居ます。
想像力を養う、分からないことは自分で調べるといったことは子供が成長する上で重要ですから、早い内に教えておくのは良いことです。
ただ、パパとママ以外の大人に子供の作り方について聞いて回るといったことをするかもしれません。
またインターネットが使って調べることで、生々しい性行為の画像や映像を目にして、間違った知識が植えつけられてしまう恐れもあります。
なので自分で考えさせる調べさせるのは良いですが、他の人に迷惑をかけたり、間違った情報に触れたりしないように気を付けないといけませんよ。
子供の作り方について嘘をつかずに事実を伝えた方が良い
子供はいずれ子供の作り方について正しい知識を得ます。
その際、子供の作り方について聞かれた時にパパやママがごまかしていると、子供はショックを受けたり騙されたと思ったりします。
ですから子供の作り方を聞かれた時には、迷信などでごまかすのではなく、子供の年齢に合わせて事実を教える方が良いんですね。
子供の年齢に合わせて子供の作り方を説明するのは難しいですから、専門家の作った絵本を使うのがベターですよ。
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