シングルファザーでチャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラーのてっちゃんです。資格を活かして、子育てやシングルパパの方の役に立つ情報を発信しています。今回は【父子家庭!娘の生理にどう対応する?】をお話いたします。
父子家庭!娘の生理にどう対応する?
日本では離婚すると母親が親権や養育権を持つのが一般的と思われますが、
実際には父親が男手一つで子供を育てる「父子家庭」も決して少なくありません。
母子家庭も父子家庭もどちらも大変ですが、特に父子家庭で困るのが「娘の生理」に対する対応です。
ただでさえ父親は年頃の娘さんとは関係が微妙になりがちですし、さらに生理というデリケートな問題にどう対処して良いか分からないですよね。
そこで父子家庭において、父親は娘の生理にどう対応すれば良いのかを具体的に見ていきましょう。
生理について早めに教えておく
母親であれば自分の経験から娘に生理のことを教えてあげることができますが、父親だとそうはいきません。
父子家庭では父親が経験していないことを娘に教えるわけですから、できるだけ早く対応した方が良いんですね。
早い子は9~10歳で初潮を迎えることもあり、小学校3年生ぐらいになると学校で生理に関する授業が行われます。
一般的な家庭ならこれがスタートでも構わないですが、父子家庭の場合は小学校に入るぐらいの頃から生理について教えておくと良いでしょう。(教えると言うより一緒に学ぶ)
生理について描かれた子供向けの漫画なんかもあるので、そういうものを使うと分かりやすく楽しく生理について娘さんと学ぶことができますよ。
早めに教えることで父娘の間で生理に対するハードルが下がる
女の子が父親と生理の話をするのは恥ずかしいというのが一般的ですが、早めに生理について教育しておくことで父娘の間で生理について話しやすくなります。
小学校に入る前後なら生理がどういうものか分かっていませんから、その頃から生理について話しておくことで生理に対するハードルが下がるというわけです。
初潮を迎える年齢になった時にはナプキンなど必要なものの準備ができますし、実際に初潮を迎えた時に娘が父親に報告しやすいんですね。
実際に娘が生理を迎えるに当たっては女性の手を借りるのが一番
父親は娘に生理について教えることはできても、実際に生理が来たらどうしたら良いかまでは教えられません。
ですから実際に娘が生理を迎えるに当たっては、経験者である女性の手を借りるのが一番です。
「父子家庭で娘の生理について相談できる女性の知り合いなんて居ない」という場合も
多いですよね。
その場合は学校に事情を説明して、女性の先生や保健室の先生に娘が生理について相談できるようにお願いしておくと良いですよ。
ご自身の母親(娘から見たおばあちゃん)や姉妹(娘から見たおばさん)に相談するのも、もちろんOKです。
少しハードルは高いかもしれませんが、娘の友達のお母さんいわゆる「ママ友」に相談するのもアリですね。
いつ生理が来ても良いように準備しておく
一般的な家庭であれば、予期しない時期に娘が初潮を迎えても、母親の生理用品を遣わせることができます。
しかし父子家庭では生理用品を使うことがありませんから、娘が初潮を迎えてたのに生理用品が用意できていないなんてことになりかねません。
なので娘がある程度の年齢になったら、いつ生理が来ても良いように生理用品を準備しておきましょう。
男性が想像できる生理用品と言うとナプキンぐらいですが、実際には生理用のパンツである「サニタリーショーツ」なんかも必要です。
最近はナプキンも種類が多いですし、父親からするとサニタリーショーツがどういったものか想像もつかないですよね。
ですから薬局やドラッグストアに娘と一緒に行き、女性の店員さんに事情を説明して、どういったものを使えば良いかアドバイスしてもらいましょう。
初潮の頃は生理周期が不安定
生理は1か月に1度周期的に来るものですが、初潮を迎えてからしばらくは生理周期が不安定だったりします。
1か月以上生理が来ないこともあれば、1か月の内に2度生理が来るなんてこともあるんですね。ですから初潮を迎えた以降は、娘さんに常にナプキンを1~2個は携帯させておくようにしましょう。
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生理の準備とともにブラジャーの準備も
女の子は生理が始まると胸も膨らみ始めますから、生理用品の準備とともにブラジャーの準備もしておきましょう。
これから胸が大きくなっていくわけですから、初めの内は体をあまり締め付けないタイプのブラジャーの方が合っています。
大人の女性が着けるようなものではなく、いわゆるスポーツブラと言われる伸縮性のあるものが良いですね。
ブラジャーについても父親は詳しくありませんから、女性の先生や生理用品を買いに行った際に女性の店員さんにアドバイスしてもらいましょう。
父娘家庭では周囲に頼ることも重要
父親が生理について娘にしっかり教育することは難しいですし、実際に生理を迎えた際にも的確なアドバイスやサポートもできません。
ですから父子家庭では娘の生理に関して周囲の女性に頼ることが重要で、それが父親のためにもなりますし、何より娘さんのためにもなるんですね。
学校の先生やママ友あるいは自分の母親・姉妹、児童相談所の所員や役所の保健師など、ご自身の周りには娘さんのことで相談に乗ってくれる女性が居ます。
父親は「娘のため」ならどんな困難なことにも立ち向かえる強い存在ですから、生理のことを周りの女性に相談するぐらいは何とも無いはずですよ。
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