シングルファザーでチャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラーのてっちゃんです。資格を活かして、子育てやシングルパパの方の役に立つ情報を発信しています。今回は【父子家庭で子供を保育園に預けられない!?】をお話いたします。
父子家庭で子供を保育園に預けられない!?
父子家庭・母子家庭に関わらず、ひとり親世帯が必ずと言って良いほどお世話になるのが保育園です。
自分の両親の協力が得られるとしても、子供を実家に預けっぱなしというわけにはいきませんから、ひとり親世帯にとって保育園は頼りになる存在です。
2人目3人目の子供ならともかく、初めて子供を保育園に入れるとなると、どういった準備が必要なのかよく分からないですよね。
そこで父子家庭の子供を保育園に入れるのに必要な準備などについて、詳しく説明していきましょう。
父子家庭だからと言って必ず保育園が利用できるわけじゃない
子供を保育園に入れるのに父子家庭は有利ではありますが、だからと言って父子家庭なら必ず子供を保育園に入れられるわけじゃありません。
父子家庭が保育園を利用するための絶対的な条件は、父親が就業していることです。
逆に言うと、お父さんが働いていないと父子家庭であっても保育園に子供を入れることはできないんですね。
会社に出かけて日中家に居ないサラリーマンはもちろん、住居兼店舗の自営業でも「就業している」と見なされますよ。
ただしアルバイトやパートの場合は、勤務時間によっては保育園の利用が認められないケースもあるので注意しましょう。
父子家庭でも保育料はタダじゃない
2019年10月から幼保無償化によって、保育園にタダで子供が預けられると勘違いしている人も居るかもしれません。
無償化されたのは「1号認定」「2号認定」と言われる3歳以上の子供が通う幼稚園・保育園の保育料で、「3号認定」である3歳未満の子供は保育料が発生します。
また3歳以上でも無償なのは保育料だけで、保育料から分離された主食費や副食費といったいわゆる給食費は払わないといけません。(3歳未満は保育料に給食費が含まれる)
行事費や保護者会費も払う必要がありますし、バスなど送迎サービスを利用している場合は送迎費も払うことになります。
▼より詳細なおすすめ記事はこちら

認可保育園は応能負担、認可外保育園は一律
3歳未満の子供にかかる保育料は、認可保育園だと応能負担、認可外保育園だと一律となっています。
認可保育園では親の収入に応じて保育料が変わるのに対して、認可外保育園では親の収入によって保育料が変わることはありません。
保育料が一律の認可外保育園の方が良さそうな感じですが、一般的に認可外保育園は保育料が高めに設定されていることが多いですね。(その代わり時間外保育などサービス・設備が充実している)
ちなみに平均的な認可保育園の保育料は月35,000~55,000円、認可外保育園の保育料は50,000~70,000円となっています。
スポンサーリンク
子供を保育園に入れるための手続き
子供を保育園に入れるには、まず自治体の「保育認定」を受けるところから始めないといけません。
役所の保育課などで保育認定の申請を行うと、父子家庭であれば3歳以上の子供は2号認定、3歳未満の子供は3号認定が受けられるはずです。
保育認定を受けたら、それぞれ利用できる保育園への入園申し込みを行います。
ちなみに2号認定が利用できる保育園は
・認定こども園
3号認定だと
・認定こども園
・地域型保育
です。
保育園は基本的にいつでも入園申し込みを受け付けていますが、新年度4月からの入園を希望する場合は前年10月頃から翌1月頃までに申し込む必要があります。
保育認定の申請では父子家庭であることを証明するものが必要
保育認定の申請を行う際には、「保育を必要とする事由証明書」なるものを提出しなければいけません。
この保育を必要とする事由証明書とは
・保護者に疾病や障がいがあることを証明するもの
疾病や障がいについては診断書や障がい者手帳、父子家庭などひとり親世帯については戸籍謄本を提出すればOKです。
戸籍謄本以外にもひとり親世帯であることの証明として使えるのは以下のものです。
・マル親医療証
保育園の入園申し込みでは就労証明書が必要
保育園の入園申し込みで必要な書類は自治体によって多少変わりますが、以下のものは必ず提出が求められます。
・源泉徴収票
就労証明書はもちろん働いていることを証明するもので、勤務先にお願いすれば発行してもらえます。
自営業者や個人事業主の就労証明書は、自分自身で作成することになります。
源泉徴収票は保育料を算定するのに必要なもので、自営業者や個人事業主の場合は
・所得証明書
でもOKです。(サラリーマンの源泉徴収票は勤務先で貰える)
保育園への入園が決まったら
保育園への申し込みが済んだら終わりではなく、子供が保育園に持って行くものの準備をしなければいけません。
カバンや靴、帽子はもちろんのこと、着替えやお昼寝の際のパジャマ、子供の年齢によっては紙おむつも必要ですよ。
おむつ交換の回数には個人差がありますが、足りなくなることが無いように1日10枚ぐらいは紙おむつを持たせておきたいところですね。
保育園によっては服装にある程度の規定を設けている場合があるので、事前に保育園に着て行って良い服装を確認すると良いですよ。
また万一のトラブルを防ぐために、子供の服や持ち物には全て名前を書いておきましょう。(もちろん紙おむつ1枚1枚にも)
▼関連記事はこちら





コメント