シングルファザーでチャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラーのてっちゃんです。資格を活かして、子育てやシングルパパの方の役に立つ情報を発信しています。今回は【子供の自尊心を傷つけない言葉!子供も大人も幸せになる言葉の使い方!】をお話いたします。
子供の自尊心を傷つけない言葉!子供も大人も幸せになる言葉の使い方!
言葉の掛け方一つで自尊心を傷つけてしまう
皆さんも、言葉のかけられ方で、嬉しかったり、傷ついたり、勇気を貰えたり、孤独を感じたりと、言葉一つ一つで感情を動かされると思います。
言葉にはパワーがあり、言霊と言う言葉があるのは皆さまもご存知だと思います。また言葉の暴力とも言われるぐらい言葉一つで人に影響を与えてしまうのです。自立した大人でも、言葉の暴力により精神疾患を患ったり、時には命を落とす事にも発展してしまうケースがあります。
それぐらい言葉にはパワーがありますので、幼少期に親から受ける言葉で、子供達は影響を受けると言う事をご理解していただければと思います。
あなたの言葉の掛け方は、子供の自尊心を傷つける言葉ですか?それとも自尊心を育む事が出来る言葉ですか?
自尊心とは
自尊心(じそんしん)とは、心理学的には自己に対して一般化された肯定的な態度である[注 1]。英語のままセルフ・エスティーム(英: self-esteem)とも呼ばれる。
ここでは社会心理学における自己の概念に関して、育み維持される自己評価や、あるいは「ありのままの自己を尊重し受け入れる」態度とする。
自尊心とは、他人からの評価ではなく、自分が自分をどう思うか、感じるかである[1]。つまり、一時的に快感を与える、知識、技術、財産、結婚、慈善行為や性的な征服、容姿から生まれるものではなく、言い換えれば、外に求めることでも、人に与える印象でもない[1]。競争でも比較でもなく、自尊心の重要な原因は自分とも他人とも戦っていない状態である[1]。
その起源には、幼いころに大人から尊重され、価値を認められたか、励まされたかといったことがある[2]。しかし、最も重要な影響があるのは、自分自身で選択したということである[1]。言い換えれば、自分の可能性を実現したいという気持ちから、生き方を変えるということから自尊心が育まれていく[1]。
自尊心は、自分が有能であるといういわゆる自信と、自分に価値があるという自尊の2つの要素から成り立っている[3]。研究者によれば、自尊心の欠如は、不安、憂鬱、恐れ、アルコールなどの乱用、成績不振、暴力や虐待、自殺などにかかわっている[3]。

上記記事の最後の方にも自尊心について記載していますので、もしよろしければご覧ください。
上記、引用にもあるように、幼い頃に大人(親)から尊重され、価値を認められたか、励まされたと言ったことがある。幼少期にいかに親から愛情を受けているかで、子供の生き方が変わると言っても過言ではない、とても大事な事なのです。
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子供はやらないのではなく、出来ないのです。
子供は出来ない所からスタートします。出来なくて当然です。ですが、親や大人達のかける言葉、「何で出来ないの?」「だから言ったでしょ。」「何度言われたらわかるの?」よく使われる言葉だと思います。
これらの言葉は完全に大人の身勝手な言葉達です。大人は今までの経験、蓄積された経験を元に、危険予知が出来たり、これをしたらいけないとわかりますが、子供達は経験も少ないです。2回3回と注意されたぐらいで、全て理解出来ることの方が凄いです。
360度何をして良いかわからない状態を想像してください。例えば、全く未経験の仕事をしたとします。恐らくいきなり仕事がバリバリ出来る人は少ないと思います。注意されても、1回で全てを理解出来る人ってそう中々いてないですよね。
様々な経験をしている大人でも全く未知の世界にいけば何も出来なくなります。2回3回と注意されたとしても、じゃあ直ぐに全て出来るのかと言うと出来ません。子供達はそれの連続なのです。
出来なくて当然なのです。失敗して当然なのです。自転車に乗れるようになるまで、何度も何度もコケて、何度も練習を積み重ねて乗れるようになったはずです。
なので、幼少期に対しての「何で出来ないの?」「だから言ったでしょ。」「何度言われたらわかるの?」は、禁止用語としても良いぐらい、NGな言葉達です。
よくよく考えてください。自ら怒られたい注意されたいと言う人は、大人も子供も含めていてないと思います。(※親や周りに気にかけて貰いたくてワザと悪さをするケースもありますが・・・)
自尊心を育むためには認めてあげる。褒めてあげる。
仕事で成果が出た時、上司や周りに認められたり、褒められたりしたら嬉しいはずです。やる気も出ますし、次も頑張ろう!という力になるはずです。
一連の作業の中でも、細かいところでも、認められたり、気にかけて貰えたり、自分では気にかけていないところでも、気が利くね〜など言われたら嬉しいはずです。
ご自身が上記の事に当てはまるのであれば、自ずとわかると思いますが、子供も一緒です。認められたいんです。褒めて貰いたいんです。
失敗しても、子供にとっては失敗ではないので、「ここまで出来るようになったんだね〜」とか、「大丈夫だよ〜」「凄いね〜」「次こうしてみたら、もっと凄い事が出来るかもね〜」と言った、認めて褒める言葉を言ってあげることが自尊心を育むためには良いのです。
そして、この認めてあげる褒めてあげると言う行為は、子供にとっては何時迄も心に残る、親からの愛情なのです。また、将来子供が幸せになるための大きな心の財産となるのです。
終わりに・・・
近年では、ストレス社会で親もストレスが溜まっていて、ついついイライラしがちで子供に当たってしまう事もあるかもしれませんが、子供の経験値は真っ白です。右も左もまだ分からない状態なのです。
もし、あなたがそんな立場であれば・・・
大切な宝物の子供でも、その子育て中は良い事ばかりではないのも重々承知です。ですが、再三言っていますが、子供はまだ何も分かっていない、経験値が全くないのです。親が、大きな心を持って包んであげて欲しいと思います。大切な子供のために。

こちらも参考にしてください。
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コメント
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