シングルファザーでチャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラーのてっちゃんです。資格を活かして、子育てやシングルパパの方の役に立つ情報を発信しています。今回は【熱中症の危険!15分でも車内に子供を放置するのは危険!】をお話いたします。
1.車に子供を放置し、車内熱中症で死亡する事故が多発
車内が高温となったことで、車に放置された子供が車内熱中症になり、病院に搬送されたり、死亡する事故が後を絶ちません。
それではなぜ子供を車内に放置する人が多いのでしょうか。過去に起こった事故を調べてみると、様々な理由がありました。
●ラブホテルに行っていた
●子供を車に乗せていることを忘れていた
●子供が寝ていた
●鍵が車内にある状態で子供が誤って車内から鍵を掛けてしまった
パチンコやラブホテルなど、「子供を連れていけない場所に出向くため」という理由以外にも、子供を保育園に送るために車に乗せたはずが、「子供が乗っていることを忘れたため」という理由や、「子供が寝ていたため」起こしたくなかったという理由などが見つかりました。いずれにしても、理解しがたいことですよね。
また、車内の子供に鍵を持たせて車を降りたところ、「車内から子供が鍵を締めてしまった」という理由や、鍵を車内に忘れてドアを閉め、ロックがかかってしまったという理由もありました。
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2.車内熱中症はわずか15分で起こる!
子供を放置していた時間は事件により異なり、中には5時間以上放置されていた子供もいます。しかし、時間が短くても車内熱中症になる危険性は十分にあります。
ある実験によると、気温34.9℃の晴天に、日向にエアコンを切った状態の車を駐車して、15~20分後に車内の温度を計測したところ、ダッシュボードは46℃に、座席に座らせた幼児型人形の頭部付近は47℃に達していたそうです。髪の毛の黒色は光を集め熱を吸収しやすいため、ダッシュボードよりも温度が高くなったんですね。
幼児は体温の調節機能が未熟です。ましてや自力で水分を補給したり、助けを求められない子供もいます。例え短時間でも、子供を車内に放置するのは絶対にやめましょう。
また、エアコンをつけていたとしても、直射日光が当たって車内の温度が上がり、脱水症状になることもありますし、それ以外にも、シートベルトで首が締まるなど事故が起こる可能性もあります。
3.子供の車内放置は法律により児童虐待にあたります!
「児童虐待の防止等に関する法律」により、子供を車内や自宅などに放置することは児童虐待にあたります。また、同法律により車内放置などの児童虐待を発見した場合は、児童相談所などに通報する義務があります。
もしも車内に放置されている子供を発見したら、速やかに施設や警察署に通報しましょう。
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