シングルファザーでチャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラーのてっちゃんです。資格を活かして、子育てやシングルパパの方の役に立つ情報を発信しています。今回は【子供の悩みに親がしてあげられることは?】をお話いたします。
子供の悩みに親がしてあげられることは?
成長するに従って行動範囲が広がり、家族以外の人と過ごす時間も長くなると、子供は自分の力だけではどうにもできない問題すなわち悩みにぶつかります。
親としては子供が悩んでいる姿を見ると力を貸してあげたくなりますが、とは言え子供の悩みに親が介入しすぎるのもあまり良くないような気がしますよね。
そこで、子供が悩んでいる時に親としてはどうすれば良いのか、どうすべきなのかを詳しく見ていきましょう。
子供の変化に気付いていることをそれとなく伝える
いつもより元気が無いなど子供が悩んでいる姿を見ると、親はすぐに「どうしたの?何かあったの?」と問いかけたくなりますよね。
しかし直接的に悩みを聞き出そうとすると、かえって子供は親に相談する気になれなくなってしまいます。
なので、まずは「あなたの様子がいつもと違うことにお父さんお母さんは気付いているよ」ということをそれとなく子供に伝えてあげるのが重要です。
例えば、「疲れてるようだから」と塾や日課のお手伝いなどを休むように促すなど、子供の負担を軽くする提案をしてあげるといった具合です。
「お父さんお母さんが自分のこと見てくれている」と感じるだけで、少しかもしれませんが、子供の心は軽くなるんですね。
子供が話しかけてきたら、とにかく聴く
子供が悩んでいると感じた時に何かを話しかけてきたら、たとえ悩みとは何の関係が無いことでも、とにかく「聴いて」あげましょう。
子供の話は要領を得ないことが多いですから、子供が話しかけてきても洗い物をしながら新聞を読みながら「聞く」だけになってしまいがちです。
普段はそれでも良いですが、子供が悩んでいる時には何をしながら聞くのではなく、しっかりと聴いて会話をしてあげましょう。
「自分の話をしっかり聞いてくれる」と感じると子供の親に対する信頼が増しますから、子供は親に悩みを相談しやすくなりますよ。
子供が相談してこないなら、しばらく見守る
子供は、小さい時はできないことがあるとすぐに親を頼りますが、ある程度大きくなると自分の力で問題を解決しようと試みるようになります。
大人ならすぐ解決策が見つかる些細なことでも、経験の少ない子供はその解決策にたどり着くまでに時間がかかります。
ですから子供が自ら悩み事についての相談してこないのであれば、親としては子供が自力で解決策にたどり着くまで静かに見守ってあげましょう。
ただその間も以下の様に子供の様子に普段と違うところは無いか注意を払っておいてあげないといけませんよ。
・学校や塾などに行きたがらない
・食欲が無い、逆に食欲が旺盛になった
・親の問いかけを無視する
お父さんお母さんは味方だと言ってあげる
しばらく様子を見ても子供が解決策にたどり着けない場合には、親の方から子供の悩みに少し踏み込んでいきましょう。
「いつもと様子が違うみたいだけど、何かあったの?」など、少し直接的に悩みについて質問します。
もし子供が「大丈夫」「何でもない」といった返答をした場合は、それ以上は踏み込まず「お父さんお母さんはあなたの味方だ」とだけ伝えてあげましょう。
大人子供に関わらず悩んでいる時には周りが全て敵に見えてしまいますから、お父さん、お母さんは味方だとちゃんと伝えることで子供の心が少し前向きになります。
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子供の悩みには共感してあげる
味方が居ることが分かり気持ちが前向きになって子供が悩みを打ち明けてきたら、例えそれがどんなに些細なことであったとしても、とにかく共感してあげましょう。
「その気持ちよく分かる」「すごく辛かったんだね」「今までよく頑張った」などの言葉をかけて、背中をさする、抱きしめるといったスキンシップを取ってあげると良いですね。
また「子供の時はお父さんお母さんもそうだった」など同じような経験談を話すと、より子供の共感を得ることができますよ。
親目線ではなく子供の目線で解決策を一緒に考える
子供の悩みって結構些細なことだったりしますから、子供から相談された時点で親には解決の道筋が思い浮かんでいたりします。
だからと言って、「こうしろ」「ああしろ」と親の意見を押し付けると、子供は「親は全然分かってくれていない」なんて気持ちになってしまいます。
ですから、子供の悩みに対しては親の目線で意見を言うのではなく、子供と同じ目線に立って一緒に解決策を考えてあげることが大事なんですね。
「こういうやり方もあるよ」「こんな考えもあるよ」などといったアドバイスをして、最終的には子供自身で解決するように導いてあげましょう。
子供が悩みを打ち明けてくれない時はスクールカウンセラーを利用する
子供は親に心配をかけないようにと子供なりに気を遣っており、親子だからこそ悩みを相談できないこともあるんですね。
いくら見守っても子供が相談してきてくれない場合には、スクールカウンセラーを利用するのも1つの方法です。
親世代からすると馴染みがありませんが、現在は公立学校には必ずスクールカウンセラーが在籍しています。
親としてはちょっとショックですが他の大人なら相談できることもあり、子供の悩みを聞いてくれるようにスクールカウンセラーにお願いする親も結構多いです。
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