シングルファザーでチャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラーのてっちゃんです。資格を活かして、子育てやシングルパパの方の役に立つ情報を発信しています。今回は【子供は傷付いているかも!?無意識に使っているその言動に注意!】をお話いたします。
子供は傷付いているかも!?無意識に使っているその言動に注意!
何気なく使っている言葉は実は子供にとってはとても傷付いているかもしれません。例えば、しつけや子供の為と思って「嫌がっているにも関わらず、あなたの為」と何かを無理矢理に続けさせるのもそうです。
以下に、言動に気をつけなくてはならない項目を記載しておりますので、当てはまる事があれば、対応を変えていただければと思います。
・イライラして子どもに八つ当たりし、きつい言葉を浴びせてしまう
・仕事や家事に追われて子どもが話しかけてきても聞かない
・子供を家に残して親だけで数時間外出する
・大人しくしてくれるからとスマホやゲームを与えて子守りをする
・子供の前で激しい夫婦ゲンカをする
上記の項目を見ていただいても、一見、虐待と繋がらない様に思われるかもしれませんが、上記の様な言動で、子供は戸惑い、そして、心が萎縮して脳にダメージを与えてしまう可能性があるのです。
子供の感受性によっても変わってきますが、酷い場合であると、一生心の傷として残ってしまう危険性もあるのです。
同じ行動なのに親の気分で怒ったり怒らなかったりする
親がこの様に気分で叱ったり叱られなかったりすると、子供はどの様にすれば良いか解らなくなるのは当然です。良い事は良い、悪い事は悪いと明確にして会えることが必要です。
親であるあなたも、親や友達、先輩や上司などに、同じ様に気分で怒られたり怒られなかったりすると、気分を害するでしょうし、時にはどう振舞って良いのか解らず途方にくれるかも知れません。
子供は知識も経験値もまだまだ未熟な為、幼い頃から、この様な気分で怒られたり怒られなかったりすると、親や周りの顔色ばかり伺い、これは怒られるのか怒られないのか、今のは良いのか悪い事なのを常に気にして生きて行かなければならない様になってしまい、自分を表現出来なくなる可能性がありますので、気分で態度を変えるのはやめましょう。
イライラして子どもに八つ当たりし、きつい言葉を浴びせてしまう
上項の「同じ行動を親の気分で叱ったり叱らなかったりする」に通づる物がありますが、イライラして子供に八つ当たりするのも、子供にとっては物凄い迷惑な話です。
子供は悪い事もしていないのに、親の勝手な都合で八つ当たりをしてくるので、子供にとっては、『???』しかあらず、そして意味も解らず怒られている事に心を痛めてしまいます。
この様な事が繰り返し続くと、同じ様に親や周りの顔色を常に伺う子供になってしまいます。
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仕事や家事に追われて子どもが話しかけてきても聞かない
この行動もよくあると思います。親は適当に相槌をうって、話を聞いている振りをしたりもしますが、聞いている振りでママパパは話を聞いてくれていないというのはバレバレです。そして、子供は孤独感に追いやられます。
この様なことが続くと、子供はママパパは自分の話なんか聞いてもらえない、自分の事はどうでも良いと思われている。愛されていないんだ。と自己嫌悪感を抱く事になり、自分には価値がない人間だと思う様になる可能性があります。
日々終われる様な忙しくされているのはわかりますが、子供は親の愛情が一番欲しいのです。孤独と戦っているのです。些細なことでも子供と向き合ってあげてください。
子供を家に残して親だけで数時間外出する
子供の年齢にもよりますが、この様な事で子供の命が失われる事故が、ニュースでよく見ます。子供が寝ていたから買い物に行って、その間にベランダから落ちたなど。僕はこれはもう、人災だと思っています。子供を車に残してパチンコに行って車の中で熱中症になって命を無くしているのも一緒です。人災です。

そして、たとえ命を無くさなくても、子供を残し数時間も外出する事は、様々な危険が潜んでいます。また、上項でもあげた様に、家に子供だけを残す事により、子供が孤独感を覚えてしまいます。
子供は、親と共に行動をしたいのです。たかが買い物でも、親からすれば1人でした方が楽なのはわかりますが、子供はどんな時も共に行動し、親との時間を過ごしたいのです。
スーパーまでの道のりで、何かを見つけて、「ママ、虫が飛んでる〜花が咲いてる〜飛行機飛んでる〜」そんなたわいも無い会話が子供にとってはとても貴重な事です。子供との一瞬一瞬を大切にしてあげてください。

大人しくしてくれるからとスマホやゲームを与えて子守りをする
確かに、大人しくしてくれます。家事などで追われている時に、構ってやれないので、スマホやゲームを渡して、youtubeやゲームをさせておけば、大人しくなるので、家事に集中できる。など、色んな理由でスマホやゲームをさせる事は多いかもしれません。
しかし、これも過度に与えすぎるとNGなのはおわかりいただけると思いますが、これをさせ過ぎると、ゲーム依存症などにも発展しますので、適切な時間を作って与えることが必要です。
決して、スマホやゲームが悪いわけではありませんから、例えば1時間なら1時間と時間を決めるなど、親が楽になるからと言う理由で、自由にスマホやゲームをさせる事はやめてください。
詳細は以下の記事から

親とのコミュニケーションも減り、親からの躾や世の中の事などを教えてもらえる機会も減り、社会に馴染めなくなる可能性も高く、また、親とのコミュニケーション不足により、愛情も不足し、精神的に不安定になる可能性もあります。
子供の前で激しい夫婦ゲンカをする
子供にとって一番見たくないシーンが激しい夫婦喧嘩だと思います。子供にとってはパパもママも唯一無二の絶対的な存在です。大切な存在です。その大切な人同士が激しい喧嘩をしているのも見るのは子供にとっては何よりも恐ろしい事で、一生のトラウマになってしまう可能性もあります。
夫婦喧嘩が始まると、互いに罵声を浴びさせている親を見て、子供は共振を覚えます。見たくなくても家の中では逃げようもなく、どこへ行っても親の飛び交う罵声が耳の中に入ってきます。
そして、夫婦喧嘩の理由はどんな事であれ子供は「僕(私)が良い子じゃないから、パパ、ママは喧嘩してしまうんだ」「自分がもっと良い子になったらパパママは喧嘩しない様になる」最悪の場合は「私がいなければパパママは喧嘩せずにすんだんだ」などと考えます。
そして自己肯定感が低くなり、自己肯定感の低いまま大人へと成長していく事になる可能性があります。また、食欲不振や吐き気、いつもビクビクしたり、ちょっとした事でイライラする。必要以上に甘えがひどくなったりなどの変化も現れたりします。
子供にとっては、とてもとても大事なパパとママです。親は、他人同士ですから、意見の食い違いが発生する事もあると思いますが、子供にトラウマを与える様な喧嘩はせず、大人なんですから、お互いがお互いを尊重しあい、理解しあって、話し合って解決していただければと思います。
どうしても喧嘩になってしまうときは、せめて子供のいない時にして欲しいと思います。親の行動一つで子供の一生に関わる事を植えつけてさせてしまうかもしれないと言う事を頭に入れておいてください。
終わりに
上の項目を見ていただければ、普段の生活で、子供に傷つけている気はなくても、子供は傷ついてしまっている言動があると言う事がおわかりいただけたと思います。子育てで大事なことは、親の都合や解釈で、子供と接するのではなく、子供の目線に一緒になって、子供としてではなく、1人の人間として関わって行く事が大事です。親の勝手な都合で子供を傷つけることのないように!

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