シングルファザーでチャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラーのてっちゃんです。資格を活かして、子育てやシングルパパの方の役に立つ情報を発信しています。今回は【アレルギー症状の対策とは】をお話いたします。
アレルギー症状の対策とは
昔の日本ではあまり多くなかったのですが、最近では子供に多く見られるのがアレルギーです。
特に食物アレルギーは命の危険を伴うこともあるので、かなり注意が必要です。
子供のアレルギーについて、その原因と対策を考えてみましょう。
住環境や食事の変化によってアレルギーが増えた
以前の日本では、痙攣を引き起こすような重度のアレルギーというのは少なく、あっても少し痒くなる程度のものだったと聞いています。
ですが、現在の厚労省の調査では0~14歳までの子供の約40%にアレルギーが有ると調査結果がでています。
特に東京都や大阪府など都市部にいたっては50%を超える、つまり2人に1人は、アレルギーを持っているということになります。
小児喘息やアトピー性皮膚炎など、アレルギーと同じような原因を持つ病気の症例も多くなってきていて、その原因は住環境や食事が変化したこと、と言われているのです。
住環境や食事の変化がなぜアレルギーの原因になるのか、その理由を調べてみました。
ダニが増えやすい家の構造になってしまった
子供のアレルギーを引き起こす原因の1つと考えられているのが、家にいるダニです。
以前の日本ではダニが増える要素があまりありませんでした。
わらぶき屋根の古民家を想像してもらえばわかりやすいのですが、風通しがよく、熱のこもらない家ではダニも多く発生することがないのです。
でも今は窓にはサッシ、部屋では冷暖房が効いていてとても快適な空間で、それはダニにとっても同じで、かなり繁殖しやすい状況になっているのです。
特にカーペットや絨毯はダニが発生しやすく、たとえ駆除したとしてもその死骸が残ってしまい、それがアレルギーの原因になる場合も。
元々高温多湿の気候の日本国内ではダニが繁殖しやすい環境になりやすいのです。今の住居の形式が日本の気候とあっていない、というのが原因の1つかと。
小児喘息を持っている子供の家では毛足の長い絨毯は使ってはいけない、これと
同じ理由でアレルギーを持っている子供の家庭でも住環境には注意が必要です。
乳幼児期のタンパク質摂取もアレルギーの原因の1つ
アレルゲンとはアレルギーを引き起こす原因となる物質のこと。
日本での3大アレルゲンと言われるのが「卵」「大豆」「牛乳」です。
以前の日本ではこれらの食材を気軽に一般人が食べる、という状況ではありません。
大豆は多く使われていましたが、それ以外を口にすることは少なかったのです。
そしてこれらアレルゲンを乳幼児から多く食べることでアレルギーの原因になる
という研究結果もあります。
特にタンパク質を離乳食として必要以上に与えてしまうことで、幼児期にアレルギーが
出やすくなると言われています。
更に妊娠時期の母親も、体力をつけるために卵や乳製品など多くのタンパク質を摂取する
ということも原因と言われています。
ただしアレルギーの原因になるからといって、離乳食に卵を使わないというのは、栄養バランスの面でもちょっと心配になります。
特定食品を取り除く食事を作る場合には、事前に医師に相談をすること。栄養士などにも相談をして栄養バランスを取りながら対策をする事が重要になります。
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アレルギーは治療することが出来る
アレルギーは一度発症してしまうと、それを避ける必要があるので一生付き合うことになる、という印象は強いかと思います。
ですが、最近ではアレルギーも治療ができる、という意見が増えています。
実際に医療関係者にはアレルギー治療を行っている人も多いのです。
例えば食物アレルギーですが、以前はその症状を出さないために徹底的にアレルゲンを
調べて排除するという治療が一般的でした。
でも最近ではアレルギー症状を引き起こすほどの量を食べずに、少量ずつ食べることで
アレルギーを治す治療になることがわかってきています。
それに皮膚のアレルギーのアトピー性皮膚炎も、痒みなどから掻きむしってしまい、それが皮膚のバリア機能を低下させて、そこからアレルゲンが侵入することも。
つまりスキンケアをして肌のバリア機能を高めていれば、アレルゲンの侵入を防ぐ
アレルギー治療になるという事がわかっているのです。
当然家庭で簡単にできる治療ではないので、専門医などにしっかりと相談をする
ということが必要になります。
でも子供にアレルギーがあった、といって絶望することはないのです。治療ができるかも、という期待を持つことが出来るようになっているのです。
子供のアレルギーを専門に診てくれる病院もある
以前は小児アレルギーなら成長とともになくなっていく、と言われていましたが、それでも子供がアレルギーに悩んでいるのを放置するのは心苦しいです。
それにアレルギー症状によっては命に関わるようなことも考えられます。できれば治療をしてあげたいと思いますよね。
でも症状があまりない、本当にアレルギーかがわからないから病院に行きにくい、という方も多いかと思います。
最近では子供のアレルギー治療のための病院も多くなっています。専門診療科を持っている病院、地域によっては子供アレルギーのみという病院も。
1人で悩むよりも、専門家の意見を聞いてみることにしましょう。家庭での対策を考えるのは、それからでも遅くありません。
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