シングルファザーでチャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラーのてっちゃんです。資格を活かして、子育てやシングルパパの方の役に立つ情報を発信しています。今回は【子供の水疱瘡!早めの予防接種!症状と原因をご紹介!】をお話いたします。
子供の水疱瘡!早めの予防接種!症状と原因をご紹介!
水疱瘡(正式名:水痘 すいとう ヘルペスと同じ仲間に分類)はウィルスに感染することによって発疹が発症する病気です。現在は予防接種が定期接種となっており、昔に比べると水疱瘡に罹る患者は大幅に減少しています。
しかしながら、予防接種を受けていない子供達も多く、冬から春にかけてこの水疱瘡が流行し、子供の場合は1歳ごろから10歳までに罹る事がほとんどです。
「接触感染」「飛沫感染」「空気感染」の3つの感染経路で感染する!
水疱瘡のウイルスの感染経路は以下の3通りです。
- 接触感染:
- 手や物などについたウイルスが口などの粘膜から体内に入ることで感染します。
- 飛沫感染:
- 人の咳やくしゃみなどに含まれるウイルスを吸いこむことで感染します。
- 空気感染:
- 水疱瘡のウイルスは空気に浮くことができ、空気中に含まれたウイルスを吸い込むんだり、目の粘膜に付着することによって感染します。
水疱瘡に罹ると登園、登校は出来なくなる。
水疱瘡は上記にも記載している様に、3つの感染経路があり、また他のウィルスに比べ、感染がしやすい為、保育園、幼稚園、学校などといった集団生活では容易に広まってしまいます。
感染力も強く、集団感染も考えられる事から、インフルエンザと同じ様に、水疱瘡にかかった場合は、登園、登校許可を得られるまで、保育園、幼稚園、小学校を休まないといけません。
発症してから大体1週間程度は登園、登校は出来ないと思っておいてください。
※水疱瘡の発疹が全てかさぶた化になるまでは登園、登校は出来ません。
水疱瘡の症状は?
水疱瘡は、小さな水ぶくれ状の発疹(水疱)と発疹の広がり方が特徴的な症状です。発疹にはかゆみがあります。症状の出始めは赤い発疹が現れはじめますが、2〜3日後には、水膨れの様な発疹が現れます。中の液体は透明であったり、少し黄色の場合もあります。
この、水膨れの症状が現れると、かゆみも余計に出てきて、掻き毟りたくなります。しかし、この、水膨れの中にある液体にもウィルスがいてる為、子供が掻きむしって、その液体が他の部位にかかったり、予防接種や、感染したことがなく抗体を持っていない人にかかると、感染してしまう可能性があるので十分に注意が必要です。
※予防接種をしていない、抗体を持っていない方は90%以上の確率で感染をする。
お子さんが、水疱瘡に罹った時は、爪を短く切るなどして、水膨れを潰してしまわない様にしましょう。
また、頭痛、発熱、倦怠感や食欲不振などの症状も現れます。
また通常であれば、頭から水疱瘡が出来はじめ、身体、手足の順に広がって行くのが普通です。なので、もし身体や手足に水疱瘡を見つけた場合は、髪の毛を掻き分けて、頭に水疱瘡が出来ていないかを確認いたしましょう。
大人の水疱瘡は重症化しやすく子供に比べて死亡率も上がる。
予防接種を受けていたり、子供の時に水疱瘡になって抗体を持っている方が殆どです。その為、大人になってから水疱瘡になる事は少ないのですが、一定数の方は予防接種をせず、また、子供の頃に水疱瘡になっていない方もいらっしゃいます。
大人になってから水疱瘡になった場合は重症化がしやすくなります。また、子供に比べて、死亡率も高くなっていますので、大人の方の水疱瘡は注意が必要です。
※死亡率は30歳〜50歳で10万人/25人程の方がなくなっています。
もし、親である方が水疱瘡の予防接種をしておらず、一度も水疱瘡に罹った事がない方で、お子さんが感染した時には、感染した子供と接触してから、3日以内に予防接種を受ける事をオススメいたします。
3日以内であれば、症状が現れない、現れたとしても軽傷で済む可能性が70%だそうです。死亡する確率もあることから、予防接種は受けておくことが必要です。
妊婦の方も注意が必要
妊娠時に水疱瘡に感染すると、上記にも記載していますが、大人になってから感染するだけでも重症化や、死亡率が高くなったりしますが、妊婦はさらに重症化になりやすいです。
また、特に危険な事は、妊娠初期には流産になることが多く、妊娠28週以前では約2%の胎児が「先天性水痘症候群(CVS)」になる危険性が高まります。
先天性水痘症候群(CVS)の症状は以下の様な症状があります。
・四肢の形成不全
・中枢神経系の異常(小頭症、精神発達異常)
・目の異常(小眼球症、白内障、脈絡網膜炎)
・瘢痕(はんこん)性皮膚病変
また、出産前後に水疱瘡に感染し症状が現れた場合は特に注意が必要で、母親も赤ちゃんも、重症かになる確率が高く、赤ちゃんに限っては、17%〜30%程が重症化になり、そのうちの30%が命を落としてしまうのです。
この様に、大切な命の危険も脅かすので、妊娠を希望されている方で、予防接種を受けていない、水疱瘡に罹っていないのであれば、妊娠の前に予防接種を受けておきましょう。注意が必要なのは、妊娠してからでは予防接種は受けられませんので、必ず妊娠前に予防接種を受ける様に!また、妊娠してしまった場合は、水疱瘡の方とは接触しない様にするしか防ぐ方法ありませんので、気をつけてください。
水疱瘡の予防接種を受けるには
2014年からこの水疱瘡の予防接種は『定期接種』扱いになっており、対象年齢の方は無料で予防接種を受けることができます。
※定期接種とは国が接種を勧めているワクチンのことです。
予防接種を受けるタイミングは生後12ヶ月〜36ヶ月(1歳〜3歳)までの間で、2回受ける事を推奨いたします。2回受ける理由は、1回目で77%、2回目では94%以上の感染リスクを防ぐことができるのです。また、2回目を受ける場合は3ヶ月以上明けてから受ける事をとなっています。
2回予防接種を受ける事で94%と非常に効果的なワクチンですので、お子さんが生まれたら必ず定期接種(無料)の間に予防接種を受けましょう。
3歳をすぎてしまうと、任意接種となり自費で予防接種を受けなければなりません。病院によって値段は様々ですが、大体、6000円〜10000円の費用がかかります。
終わりに
水疱瘡は感染力が非常に強く、集団感染に繋がる恐れもあります。その為、予防接種が勧められています。予防接種をキチッと受けることで感染を防ぐ事が出来たり、感染したとしても軽い症状で済むといった事に繋がります。また、感染を広げない事にも繋がってきますので、水疱瘡の予防接種は必ず受けて起きましょう。
子どもは定期接種を必ず受けて感染を防ぐことと感染を広げない事!そして、大人の方は重症化や合併症を防ぐためにも、もし予防接種をしていない方や、水疱瘡になっていない方、子供の時に予防接種を受けたし、水疱瘡にもなったという方も20年以上立っていれば、抗体がなくなっているかもしれませんので、任意接種を受けることをおすすめします。
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