シングルファザーでチャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラーのてっちゃんです。資格を活かして、子育てやシングルパパの方の役に立つ情報を発信しています。今回は【これからシングルファザーになる方へ!】をお話いたします。
これからシングルファザーになる方へ!
一般的にひとり親と言えばシングルマザーのイメージが強いですが、シングルファザーも年々少しずつですが増えてきています。
シングルマザーは件数も多く、最近は自分の周りにも1人2人居たいするので、女性が一人で子供を育てる大変の一片を垣間見ることができます。
シングルファザーはシングルファザーで同じぐらい大変なんですが、自分の周りで、あまり見ないこともあって、シングルマザーほど大変さが知られてはいません。
そこでシングルファザーの実態について詳しく見ていきましょう。
シングルファザーは経済的に恵まれているわけじゃない
女性に比べて男性は給料が高いこともあって、シングルファザーには金銭面の苦労は少ないと思われがちです。
ところが夫婦で子供を育てている世帯の収入を100とすると、シングルファザーの収入は70足らずしかないんですね。(シングルマザーは45程度)
妻の分の収入が無くなったこともあるでしょうし、子供の都合に合わせられるように残業を減らしたり、給料は低いけど時間に融通の利く仕事に転職したりなど、離婚したことで収入が減ってしまったりします。
ですから、シングルファザーも経済的には決して楽というわけじゃありません。
シングルファザーも児童福祉手当が貰える
住民票がある役所に申請すれば、シングルファザーでも児童福祉手当を受給できます。
子供が1人だと月額42,910円、2人だとプラス10,140円の月額53,050円、3人以上は1人につき月6,080円がプラスされます。
児童福祉手当は厚生労働省が行っているものですが、市町村が独自にひとり親世帯に対する補償制度を行っている場合もありますよ。
ただし児童福祉手当には所得制限があるので、場合によっては受給金額が減額されたり受給できないこともあるので気を付けてください。
詳しくはこちらから

子育てに正解や王道は無い
子供の性格は千差万別で、似ていることはあっても、自分の子供と全く同じ子はこの世に二人と存在しません。
育て方もそれぞれ子によって違いますから、勉強やゲームのように子育てには正解や王道なんてものもありません。
なので子育てをテーマにしたセミナーに参加したり本を読んだりするのは良いですが、そこで見聞きしたことをそのまま実践しても上手くいくとは限らないわけです。
まずは自分の子供がどういった性格で、どういったことに興味を持っているのかを把握し、それぞれの子供に合った育て方を見つけていくしかないんですね。
女の子には特段の気遣いを
シングルファザーとして女の子を育てる場合には、男の子の場合よりも特段の気遣いが必要となります。
女の子は成長するに連れて、精神的にももちろんですが肉体的にも少女から女性へと変化します。
父親は少女から女性への変化を経験したことが無いので、生理や下着といった思春期の女の子特有の悩みを父親は解決してあげることができません。
なので、娘の相談役として娘が信頼できる女性の力を借りられるようにしておくことが重要ですよ。
できれば母親である元配偶者がベターですが、それが無理なら自分の母親や姉妹(娘からみた祖母・おば)でも良いかもしれませんね。
もし自分周りに娘の相談役となれる女性が居ない場合は、娘が保健室の先生を頼れるように学校に相談しましょう。

再婚を焦っちゃダメ
子供のためにも自分のためにも、すぐにでも再婚をしたいと考えているシングルファザーも多いはずです。
もちろん再婚することは良いことですが、決して焦ってはいけませんよ。
子供にとって母親を失った悲しみは底知れず、そこに父親が「新しい母親」となる知らない女性を連れてきても簡単には馴染めません。
また、焦って再婚してすぐに離婚となったのでは、子供にさらなる精神的ダメージを負わせてしまいます。
なのでシングルファザーが再婚する際には、自分自身との相性はもちろん子供との相性も見極めてあげる必要があります。
「結婚は勢い」なんて言われることもありますが、シングルファザーの場合は子供のことを考えてより慎重に検討しないといけませんよ。

でも再婚を諦めちゃダメ
子供のことを考えて慎重に検討しないといけませんが、だからと言って再婚を諦めてもいけませんよ。
子供はいずれ親元を離れる時に父親一人だと要らぬ心配をかけますし、自分自身も寂しい思いをします。
なので離婚からある程度年数が経って、子供が父親の再婚に抵抗が無くなったら、再婚に向けた婚活を始めましょう。
再婚相手となる女性を探すのに身だしなみにも気を使いますから、娘に「ダサい」「キモい」と言われなくなるかもしれませんよ。

ひとり親世帯は辛いが・・・
シングルファザーに限らずひとり親世帯は一人で父親と母親の役割を果たさないといけませんから、一般的な子育て世帯よりも大変なこと辛いことも多いです。
しかし気付かないだけで、行政はもちろん周りにはシングルファザーを応援してくれている人がたくさん居ます。
「男だから」と肩肘張るのではなく、自分にできないことは周りに頼っても、時には行政のお世話になっても良いんです。
周りに頼りながら辛いことを子供と一緒に乗り越えていくことで、一般的な家庭よりも深い絆で結ばれた親子になれますよ。
コメント